フランク・ロイド・ライトの世界 “建築と音楽”

SHOW CASE

RENAISSANCE CLASSICS講演&演奏会「フランク・ロイド・ライトの世界 “建築と音楽”」 The World of Frank Lloyd Wright “Architecture and Music” ~建築家フランク・ロイド・ライトを物語る音楽と建築的魅力~

Date of Release

2023.9.14 Thu.

本公演は終了しました

 

2023年10月19日、自由学園明日館講堂を会場に『フランク・ロイド・ライトの世界 “建築と音楽”』と題した文化イベントを開催します。本イベントでは、世界的建築家フランク・ロイド・ライトに関する専門家による講演と、ジャズ音楽家による演奏会を実施します。第1部の演奏会はライトの活動当時の米国の作曲家及びライト建築に関係する音楽作品を選曲するなど、建築と時代のモード及び芸術との関係性を多角的に紐解いていきます。第2部では第一線の専門家によるライトの建築的魅力と人物に焦点を当て最新のライト研究をご紹介いたします。

2019年7月、ライトがアメリカに建てた建築8作品が「フランク・ロイド・ライトの20世紀の建築」として世界文化遺産に登録されました。ライト建築のほとんどは母国アメリカに残されていますが、アメリカ以外では国外では5件しかありませんが、日本に残した4つの作品(帝国ホテル中央玄関、林愛作邸、自由学園明日館、旧山邑邸)のみとなります。

 

※下記、動画は、「芦屋×フランク・ロイド・ライト “建築と音楽”」 ~芦屋市のランドマーク・ヨドコウ迎賓館の魅力を語る~の採録版です。[2023年2月22日ルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホール]

ARTIST

宮本貴奈(ピアノ&ボーカル)

講師:ジェニファー・グレイ(Jennifer Gray

講師:ケン・タダシ・オオシマ (Ken Tadashi Oshima)

SCHEDULE

◆開催日時: 2023年10月19 日(木)18:00開場 18:30開演(終演:20:30予定)

◆会場: 自由学園明日館 講堂(東京・池袋)

ABOUT

RENAISSANCE CLASSICS講演&演奏会
「フランク・ロイド・ライトの世界 “建築と音楽”」
~建築家フランク・ロイド・ライトを物語る音楽と建築的魅力~

◆主催: RENAISSANCE CLASSICS

◆特別協力:自由学園明日館

◆協力:(株)エニー

◆後援:一般社団法人DOCOMOMO Japan

◆ 関連事業:「フランク・ロイド・ライト展 世界を結ぶ建築」(2023年10月21日(土)~12月24日(日) 豊田市美術館、2024年 1月11日(木)~ 3月10日(日) パナソニック汐留美術館、2024年 3月20日(水・祝)~2024年5月12日(日) 青森県立美術館)

DETAIL

◆プログラム

第一部 

講演Ⅰ 「タリアセンウエストよりフランク・ロイド・ライトの今」※逐次通訳

“Views from Taliesin West”

講師:ジェニファー・グレイ氏

(フランク・ロイド・ライト財団副代表、タリアセン・インスティテュート・ディレクター) 

タリアセンウエストは、アリゾナ州スコッツデールのマクダウェル山脈の砂漠のふもとにあり、ライトが冬の別邸兼、スタジオとしていた建築です。世界遺産「フランク・ロイド・ライトの20世紀の建築」の1つとなっています。タリアセンのディレクターであるジェニファー氏より貴重なライト建築の今について、お話しいただきます。

 

演奏会「フランク・ロイド・ライト時代の米国音楽の変遷」           

出演:宮本貴奈(ピアノ・ヴォーカル)

ライトが好んだクラシック作品から、ライト作品を舞台とした映画音楽、ライトの時代となる米国1920年~1940年の都市のモードを表現するガーシュイン作品まで、幅広い時代の音楽を人気ジャズピアニスト宮本貴奈が選曲し、披露いたします。

 

第二部 

講演Ⅱ “Frank Lloyd Wright -- From his Hands to the World”           

講師:ケン・タダシ・オオシマ(ワシントン大学教授)

2019年7月、ライトがアメリカに建てた建築8作品が「フランク・ロイド・ライトの20世紀の建築」として世界文化遺産に登録されました。ライト建築のほとんどは母国アメリカに残されていますが、アメリカ以外では国外では5件しかありませんが、日本に残した4つの作品(帝国ホテル中央玄関、林愛作邸、自由学園明日館、旧山邑邸)のみとなります。このたびはワシントン大学教授ケン・タダシ・オオシマ氏による、最新の研究成果と、あらたなライトの魅力をご紹介いたします。

フランク・ロイド・ライトについて

PROFILE

宮本貴奈

ピアニスト・作曲家。ジャズ、ポップスから弾き語り、オーケストラまで幅広く活躍。米英20年在住、約30カ
国で演奏。バークリー音大&ジョージア州立大修士卒。エドマンジャズピアノ大会で全米優勝、参加作が米グラ
ミー2部門ノミネート。「アトランタベストジャズ」「 ジョージア州で最も影響力のある女性」他、受賞多数。
2013年帰国、 八神純子、佐藤竹善、サラ・オレイン、May J.、小野リサ、大黒摩季、城田優等と共演。アレン
ジ・プロデュース、オーケストラ編曲、音楽監督、劇版音楽まで幅広く手がける。国立音大講師。
2020年【ワンダフル・ワールド】発表、ミュージックペンクラブ音楽賞全ポピュラー部門最優秀作品賞受賞。

ケン・タダシ・オオシマ (Ken Tadashi Oshima)

ワシントン大学教授。 建築史協会(S.A.H.)の理事長 (2016-18)。「フランク・ロイド・ライト生誕150周年:紐解かれるアーカイヴ」展(ニューヨーク近代美術館、2017年)のキュレーション、執筆に参画。主要著書・共書に『Kiyonori Kikutake Between Land and Sea』 (Lars Müller, 2015)『グローバル・エンズ:始まりに向けて』(TOTO出版、2012)、『International Architecture in Interwar Japan: Constructing Kokusai Kenchiku』(University of Washington Press、2009)、『Arata Isozaki』(Phaidon、2009)、『Visions of the Real 20世紀のモダン・ハウス : 理想の実現 I・II』(a+u特別号、2000)。

ジェニファー・グレイ

フランク・ロイド・ライト財団副代表、 タリアセン・インスティテュート・ディレクター。研究テーマは近代建築と、20世紀初頭の社会における建築家と活動家および建築、都市、景観。「フランク・ロイド・ライト生誕150周年:紐解かれるアーカイヴ」展(ニューヨーク近代美術館、2017年)などライトに関する二つの展覧会のキュレーションと図録制作に参画。フランク・ロイド・ライト・ビルディング・コンサーバンシーの理事。コロンビア大学大学院建築・計画・保存学部(GSAPP)、コーネル大学建築・芸術・都市計画学部(AAP)で教鞭をとった。ニューヨーク近代美術館MoMAおよびコロンビア大学エイヴリー建築美術図書館でキュレーターを歴任。コロンビア大学で博士号を取得。