一青窈

SHOW CASE

一青窈 Symphonic Concert 2023 -Christmas Special-

Date of Release

2023.7.31 Mon.

2002年デビュー以来、日本の音楽シーンの先端を走り続ける一青窈。2023年クリスマスシーズンを導く『一青窈 Symphonic Concert 2023 -Christmas Special-』公演を国内有数のクラシック音楽専用ホールで開催(横浜みなとみらいホール&兵庫県立芸術文化センター)。デビュー20周年を超え、一青窈のさらに進化した音楽の世界を示すオーケストラとの共演を披露する。横浜公演(2023年11月30日)では、欧州から来訪する平和を祈念するオーケストラ・バルカン室内管弦楽団(指揮:栁澤寿男)との共演に挑む。そして、西宮公演(2023年12月23日)では、国内外の歌劇場で活躍中の柴田真郁指揮のもと、欧州・アジア他から集結した演奏家による兵庫芸術文化センター管弦楽団との共演が実現。国内外の音楽ファン注目のステージでは、『ハナミズキ』をはじめ代表作から最新作までの数々をオーケストラ編曲で演奏。聖夜に捧げるクリスマス・スペシャルプログラムが繰り広げられる。そして、オーケストラの豊潤で華麗な響きとともに一青窈の音楽の軌跡と未来を描く舞台がいよいよ誕生する。

ARTIST

出演:一青窈

管弦楽:バルカン室内管弦楽団(横浜公演)、兵庫芸術文化センター管弦楽団(西宮公演)

指揮:栁澤寿男(横浜公演)、柴田真郁(西宮公演)

SCHEDULE

横浜公演: 2023 年 11月 30 日(木)18 時30分開演
 (開場17時45 分、20時30分終演予定) 
横浜みなとみらいホール大ホール 
 
 
西宮公演: 2023 年 12 月 23 日(土)15時30分開演
(開場 14 時 45 分、17 時30分終演予定)、 
兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール

TICKET

一般発売
9月2日(土)
<税込・全席指定>
プラチナ:8,800円【西宮公演:完売】
プラチナペアチケット16,000円【西宮公演:完売】
SS:7,800円
SSペアチケット:14,000円

ABOUT

◆主催:RENAISSANCE CLASSICS、バルカン室内管弦楽団日本公演2023実行委員会(横浜公演)
◆後援:エフエム東京(横浜公演)、FMCOCOLO、Kiss FM KOBE(西宮公演)
◆協力:ラジオ関西(西宮公演)

PROFILE

一青窈PROFILE

一青窈

東京都出身。台湾人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を台北で過ごす。2002年、シングル「もらい泣き」でデビュー。翌年、同曲で日本レコード大賞最優秀新人賞などを受賞。5thシングル「ハナミズキ」が大ヒットを記録。映画や音楽劇への出演、他アーティストへの歌詞提供など、歌手の枠にとらわれず活動の幅を広げている。また、音楽療法に興味を持ち、病院や児童養護施設などでの歌唱を続けている。昨年デビュー20周年を迎え、8月に新曲「耳をすます」を配信、12月18日には約8年ぶりのオリジナル・アルバム「一青尽図(ひととづくしず)」をリリースした。

栁澤 寿男

旧ユーゴを中心に活動する日本人指揮者。05-07年、マケドニア旧ユーゴ国立歌劇場首席指揮者。07年、国連暫定行政ミッション下のコソボフィル響首席指揮者に就任。同時に、サンクトペテルブルグ響、プラハ響、フラデツクラロヴェ響、西ボヘミア響、サラエボフィル、ベオグラード国立歌劇場、セルビア放送響、アルバニア放送響などに客演。07年、旧ユーゴの民族共栄を願ってバルカン室内管弦楽団を設立。09年、コソボ北部ミトロヴィッツァで国連開発計画、国際安全保障部隊、コソボ警察の尽力を得て開催された民族混成オーケストラによるコンサートは奇跡のコンサートとも言われ、日本の高等学校教科書「世界史A」(実教出版)にも記載されている。10年、ニューヨーク国連総会に付随するイベント「バルカン・リーダーズ・サミット」で演奏。11年、ウィーン楽友協会公演を実現。15年、World Peace Concertをスタートし世界各地でコンサートを行っている。国内では、新日本フィル、日本フィル、東京フィル、東響、都響、シティ・フィル、札響、仙台フィル、群響、名古屋フィル、京響、大阪フィル、兵庫芸術文化センター管、日本センチュリー響、九響、アンサンブル金沢などに客演。現在、バルカン室内管弦楽団音楽監督、コソボフィル響首席指揮者、ベオグラード・シンフォニエッタ名誉首席指揮者、ニーシュ響首席客演指揮者。書籍に「バルカンから響け!歓喜の歌」(晋遊舎)。

柴田真郁

柴田真郁

1978年東京生まれ。国立音楽大学声楽科を卒業後、合唱指揮やアシスタント指揮者として藤原歌劇団、東京室内歌劇場等で研鑽を積む。2003年に渡欧、ドイツ各地の劇場、オーケストラで研鑽を積みながら、04年にウィーン国立音楽大学マスターコースでディプロムを取得。修了演奏会でヴィディン・シンフォニーオーケストラ(ブルガリア)を指揮した。同年末には、ハノーファー・ジルベスター・コンサート(ドイツ)に客演し、プラハ室内管弦楽団を指揮。翌年末のベルリン室内管弦楽団にも客演、2年連続でジルベスターコンサートを指揮して大成功を収める。2005年、リセウ大歌劇場(スペイン・バルセロナ)のアシスタント指揮者オーディションに合格し、セバスティアン・ヴァイグレ、アントーニ・ロス=マルバ、レナート・パルンボ、ジョセップ・ヴィセント氏等のアシスタントとして、様々な演出家や歌手と携わり上演で大きな信頼を得た経験は、オペラ指揮者としての礎となっている。

バルカン室内管弦楽団

バルカン室内管弦楽団

2009年5月17日コソボ北部、バルカン半島の民族対立の象徴の地とも言われる、ミトロビッツァでセルビア人・アルバニア人・マケドニア人を楽団員にバルカン室内管弦楽団の歴史的なコンサートが開かれた。バルカン室内管弦楽団は日本人指揮者栁澤寿男が2007年にバルカン半島の民族共栄を願って設立したオーケストラ。以後年に1~2回の開催を続けており、2009年の開催地にはミトロビッツァが選ばれた。ミトロビッツァはイバル川を隔てて南にアルバニア系住民、北にセルビア系住民が睨み合うように住む街で、そこには「対立の橋」とも呼ばれる橋が架かり、人々が自由に往来しないこの橋を始終軍隊が警備している。数年前、ある日本のテレビの取材でセルビア人女性にこの橋を渡ったことがあるかと聞いたことがあった。彼女は「私は橋の南側で生まれたのにもう十数年も橋を渡っていない」と泣き出してしまった。これからもこの橋を渡る日は来ないだろうと訴えた。栁澤寿男は何とかして橋の南北でコンサートを開催したいと思った。しかしながらまだコソボ紛争後10年という複雑な政治的理由によって開催はかなり困難なものであった。たった14人のたった50分のコンサートを開くのに多くの国連の方々に協力をいただいたばかりか、リハーサルやコンサートは軍隊や警察の警備のなかで行われた。それでも約20年ぶりにもなる両民族の共演は信頼関係の響きとなってミトロビッツァの南北に響き渡った。この歴史的成功後、バルカン室内管弦楽団は2009年11月に東京公演、2010年5月には、ボスニア人を増しサラエボ公演、2010年9月にはニューヨーク公演、ならびにニューヨーク国連総会に伴うバルカン・リーダーズ・レセプションに参加し、バルカン各国大統領・首相の前で演奏を披露し大きな話題となった。ニューヨーク公演では新たにスロベニア人、ブルガリア人、ルーマニア人、ギリシャ人が参加した。また2011年5月17日には音楽の都ウィーンにて、バルカン出身のウィーン在住の音楽家を加えた演奏会が音楽の殿堂ムジークフエラインにて開催され大成功を収めた。

兵庫芸術文化センター管弦楽団

兵庫芸術文化センター管弦楽団

兵庫芸術文化センター管弦楽団 Hyogo Performing Arts Center Orchestra

阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとしてオープンした兵庫県立芸術文化センターの専属オーケストラとして2005年9月に設立。楽団員の在籍期間は最長3年。日本をはじめ、ヨーロッパ、アメリカなどでオーディションを行い、世界各地から将来有望な若手演奏家を集め、様々な公演を通じオーケストラ奏者としての経験を積み、優秀な人材を輩出するアカデミーの要素も持つ、世界でも類を見ない新しいシステムのオーケストラである。芸術監督は世界的に活躍する指揮者である佐渡裕が創設時より務め、地元に愛されるオーケストラとして地域に密着した活動を行っている。定期演奏会の他、名曲、ファミリー、ポップス等のコンサートや室内楽シリーズ、県内中学1年生を対象とした「わくわくオーケストラ教室」、毎年夏の芸術監督プロデュース・オペラでの演奏など、多彩な活動を展開している。2006年関西元気文化圏賞ニューパワー賞、2011年神戸新聞平和賞、2017年ミュージック・ペンクラブ賞受賞。通称PAC(パック)オーケストラ。